「案件はスキルを見て決めています」と説明する会社は多くあります。しかし配属されたエンジニア本人が、その理由を聞かされているとは限りません。経験者の方に話を聞くと、「前の会社では、案件に入る理由を説明されなかった」という声は珍しくありません。説明がなくてもアサインは成立するため、省略されやすい部分です。■ 説明されないのは、伝える仕組みが無いから営業側に「この案件はスキルが合いそうだ」という判断があっても、それをエンジニアへ伝えるルールを持たない会社は多くあります。伝えなくても業務は回るため、省略が常態になります。もうひとつは、判断そのものが担当者の感覚に依存している場合です。言語化されていないものは共有できません。基準を言葉にするには、それを制度として持つ必要があります。■ ミラスタがアサインのときに必ず伝える3つミラスタでは、案件をアサインするときに次の3点を必ず説明します。ひとつめは、なぜその案件を選んだか。本人のスキル・希望・キャリアとの接続から説明します。ふたつめは、断った候補があればその理由。選ばなかった案件についても、なぜ選ばなかったかを共有します。みっつめは、その案件が3年後のキャリアにどうつながるか。目の前の条件だけでなく、長期の位置づけを伝えます。■ 会社を見分けるなら、断った理由を聞く会社を選ぶ側が確認できる質問があります。「これまでに断った案件があれば、その理由を教えてください」。断った理由を持っている会社は、判断基準が存在する証拠です。「特にありません」という回答が返る場合、基準そのものを持っていない可能性があります。案件情報についても同じです。単価と期間だけでなく、現場の雰囲気や延長の見込みまで答えられる会社は、情報を共有する仕組みを持っています。納得しないまま現場に入ると、うまくいかなかったときに理由が分かりません。説明は、そのための準備でもあります。